こんにちは、ダンデです。
アダルトチルドレンと聞いて何を思い浮かべますか?
直訳すると、大人な子供ということになります!
この言葉から感じ取ったものは、子供なのに多くを背負い生きてきたんだろうというものでした。
私は、数年前に生きづらさが原因で精神科へ行った事があります。
そこで、あなたはアダルトチルドレン(AC)ですと診断されました。
診断後、私はこれからどうしたらいいんですか?と聞くと、先生から衝撃な一言が
アダルトチルドレンは病気ではないので治療法がありません
生きづらさを感じ、誰かに助けてほしくて手を差し伸べたらその手を振り払われた気分になり、とてもショックを受けた記憶があります。
この出来事が私とアダルトチルドレンの出合いでした。
アダルトチルドレンとは
親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人のことをいいます。
元々は、アルコール依存症の家庭で育った人をアダルトチルドレンと呼んでいましたが、今では機能不全家族の中で育った人をアダルトチルドレンと言うようになりました。
アダルトチルドレンの種類
アダルトチルドレンには、6つのタイプがあります!
・ヒーロータイプ(英雄)
別名「スーパーチャイルド」「小さな大人」「小さな保護者」などと呼ばれることもあります。
親に代わり一家を支えるために頑張りすぎてしまうのがこのヒーロータイプの大きな特徴と言えます。
責任感が強くて完璧主義ってところだけだとなんだかいいように聞こえなくもないですね笑
・スケープゴートタイプ(生け贄)
このスケープゴートはヒーロータイプとは真逆に位置するタイプです。
分かりやすい例でいくと
「問題児」「不良」「トラブルメーカー」がスケープゴートに当たります。
自分が問題行動を起こしたり、マイナスな影響を与えて家族が自分を問題視することで家族を一つにしようと考えるためです!
・ロストワンタイプ(いない子)
ロストワンとはいない子、迷子という意味があります。
「存在感が薄い」「おとなしい」「何を考えているかわからない」等の特徴があります。
自己主張せず自我を抑え込むことで、家族の負担を減らし陰ながら機能不全家族を支えています。
自分が傷つくのを免れようとする一面もあります。
・プラケーター(慰め役)
別名「小さなカウンセラー」と言われます。
困っている人を見ると助けようとします。
プラケーターは女性に多く、母親と娘という関係がプラケーター傾向が強く出るとされています。
母親の不満や不安に接する事で機能不全家族の崩壊を未然に防ぎます。
・ピエロ(道化師)
ピエロタイプは、今起こっている出来事から目を背けさせようとします。
例えば、両親がけんかをしているところに出くわすと、なんでけんかしてるの?
僕を見て笑ってよ!と言わんばかりに歌を歌ったり踊ったりなど楽しい雰囲気へ変えようとします。
明るくお調子者といったイメージでしょうか。
嫌な雰囲気にとても敏感なためいつも明るく振る舞ってしまうのです。
・イネイブラー(支え役)
不甲斐ない両親に変わり兄弟の面倒を見る「偽親」とも呼ばれます。
イネイブラーには長子の子がなりやすいと言われています。
兄弟に嫌な思いをさせたくないから自分がやらなければと親の代わりに世話をするといった感じでしょうか!
ざっくりですがアダルトチルドレンの6つのタイプを紹介させてもらいました!
アダルトチルドレンにみられる特徴
- 完璧主義である
- 物事を楽しむことがなかなか出来ない
- 自己否定をしてしまいがち
- 緊張しやすい
- 人との良質な関係を築くのが苦手
- 承認欲求が強い
- 他者依存
- 継続する事が苦手
このような特徴があります。
子供のときの経験により思考に偏りができ、それにより生きづらさを感じるのです。
まとめ
子供は親の背中を見て育ちます。
それは良くも悪くもです。
ですが、これから起こる出来事は全て親の責任ではありません。
過去にどれだけ苦しい思いをしたとしても未来は明るいものに自分が変えていける!
私は、機能不全家族の中で育ち苦しい思いをいっぱいしてきました。
ですが、現在アダルトチルドレンの苦しみは大分和らいで来たかなと感じています。
アダルトチルドレンは病気ではないので、明確な治療法というものはありませんが、どういった事に反応し苦しい思いをしたりするのかをきちんと把握出来ればそれに対処出来ます。
例えば、嫌な人と無理して関わっているのならば勇気を出して誘いを断るなど!
大事な人や友達を思い浮かべ、その人達に接する様な気持ちで自分自身と接していければ今の現状が少しずつ改善されていくのかなと感じます。
ただ、今すぐ大事な人と同じように自分自身に接するなんて事が出来れば苦労しませんよね笑
私もはじめはそうでした!
なので心許せる人に話しを聞いてもらうだけで少し気分が和らぐかもしれません。
これなら、そんなに難しくないかなと思います。
なかには自分ひとりではどうしていいかわからない、できないと思う方もいるでしょう。
生きづらさや孤独を感じ、生きる事が苦しいと感じているなら、専門家に相談してみるのもいいと思います。
アダルトチルドレン向けのカウンセリングや認知療法などもあるので、気になった方は調べてみてください。
最後に
私はなぜ日々苦しいのかわからずに過ごしていました。
どうしても他の人と違う苦しみがあると感じたので原因を知るべく病院に行くと、アダルトチルドレンだということを知りました。
この事実を少しでも早く知りたかったです。
その経験から同じアダルトチルドレンとして苦しい思いをしている人へ、少しでも生きづらさを感じなくて済むような記事を今後書きたいと思います。
一人で抱え込みすぎないでください。あなたが毎日笑って過ごせることを願っています!