いきなりですが、みなさん
今の悩みはなんですか?
人それぞれ悩みはありますよね。
でも、もしかしたらその悩みの種は全て1つかもしれない。
その答えは嫌われる勇気の中に隠されています。
一緒に読み進めていきましょう。
この本は哲人と青年の対話方式で青年が嫌われる勇気を学んでいく内容となっています。
【嫌われる勇気】おすすめな人
- 悩みがある人
- 前に進みたい人
- 生きづらいと感じている人
- 人に振り回されてしまう人
- ※アダルトチルドレンの人
※アダルトチルドレン(AC)については後日記事にしますね。
いろいろおすすめな人を紹介しましたが、どんな人にも役立つ内容の本なので
1度は手にとって実際に読んでいただきたいです。
アドラー心理学について
アドラー心理学を知らない方のために少し触れますね。
アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)が創設した心理学です。
正式には個人心理学という!
嫌われる勇気はこのアドラー心理学を元に書かれた著書になります。
トラウマは存在しない
この本の中に原因論と目的論というのがあります。
ほとんどの人は昔の経験や起こったことから今の性格などが出来ていると思っています。
私自身も同じでした。アダルトチルドレン(AC)としての過去があり親のせいで今の生き辛さがあるのだと思っていました!
こういった考えが【原因論】です。
例えば、幼い頃いじめにあった過去があるとします。
友達に声をかけられず一人ぼっちでいたために、消極的な性格になったとします。
果たして本当に過去のいじめのトラウマで消極的な性格になったのでしょうか?
この本を読む前の私なら、この話しを聞いてトラウマが原因で消極的な性格になるしかなかったと思ってたでしょう!
しかし、哲人はトラウマをきっぱりと否定します。
人格形成は現在の目的から出来ているのです。
現在の目的が人格形成に影響するとはどういう事なのでしょうか?
では、この話しを【目的論】で考えてみると、どんな変化があるでしょうか。
消極的な性格であれば、いじめられる事もないし、友達に声をかけて断られる事や嫌われる事がなくなるのです。
嫌われたくないという目的があるから、消極的な性格に今の自分がしているのです。
【原因論】と【目的論】ここの認識が変わることで
過去にとらわれなくて良いので自分の好きなように行動を変えていくことができるのだと教えてくれています。
過去に辛い経験があったとしてもそれにとらわれず幸福に生きる人がいるように
今すぐにでもどんな人でも幸福になれるのです!
すべての悩みは対人関係である
いよいよ【嫌われる勇気】の核心に迫ります。
対人関係が悩みの全てと言われても納得いきませんよね。
どんな人でも下のような事で悩むことが一般的でしょう。
- 仕事
- お金
- 恋人
- 友達
- 外見
- 孤独
実はこれら全て人間関係が原因の悩みです。
一見全く共通点のないもののように感じますが
ここで少し考えてみてくだい。
仕事であれば、同僚や上司との人間関係
お金であれば、あの人達はお金があって羨ましいとか
外見であれば、あの人みたいにキレイになりたいなど
これら全ての悩みは相手がいないと存在しないのです。
課題の分離
これは、至ってシンプルです。
他人と自分を分ける!です。
例えば勉強しない子供がいるとします。
親としてはなんとしてでも勉強をしてもらいたい。勉強をしなさいとガミガミ言う
その行動が、間違っているのです!
『勉強』は誰の課題かというと、子供の課題で親の課題ではないですよね?
この課題の分離を見分ける方法を本書では詳しく説明されています。
その方法は、その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?を考えることで答えを導き出せます。
さっきの例で考えてみると
勉強しないのは親の課題ではなく子供の課題であり、その結果を最終的に引き受けるのは子供ということです。
人間関係の問題はこの課題の分離が出来ていない為に起こります。
他人の課題に介入するもしくは介入される事で人は、不愉快になったり
トラブルになったりするのです。
人はこの瞬間から幸せになることができる
幸せや幸福の言葉を見てどんなものを想像しますか?
嫌われる勇気の中での幸福とは『貢献感』であるといいます。
生きている中で誰かの役に立っているという感覚が人を幸福にするのです。
【嫌われる勇気】のまとめ
この記事では自己啓発本の名著である【嫌われる勇気】を紹介させていただきました。
- 原因論ではなく目的論で考える
- 悩みの主な原因は人間関係なので、課題の分離をして自分は自分 他人は他人で割り切る
- 他者に貢献することで幸福になれる
これらのことを意識して生きれば人生はいとも簡単に変わるのです。
私はこの本を読んで考え方が変わり、今まさに人生が変わっていっているのを感じています。
少しでも興味がありましたら、ぜひ手にとって読んでみることをおすすめします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。